E Hula Mai Kakou (2008, One Hawaii Music)

“Where I Live, There Are Rainbows”から2年。
アルバム・タイトル”E Hula Mai Kakou”は、「踊りましょう」という意味。

 「前作がポップス寄りで今風なものだったので、新作は自分たちのルーツにこだわっって、自分たちの歴史や生き方を、歌と踊りで伝える伝統的なフラに一度、戻したかった」とメンバーがインタヴューで答えている。
「ハワイは文字のない文化だったから、言葉遣いは正確でなければだめ。とりわけダンスがコミュニケーションにとって重要だから。」それ故に行き着く先は、彼女たちの原点であるフラでなければならなかった。

そして、そんなコンセプトを具現化するために選ばれたのがNa Palapalaiのプロデュースで一躍、フラ・シーンで名前を揚げたShawn Pimentalだった。Shawn Pimentalはギター、ウクレレ、ベースなど主だったオケの骨組みを担当し、ゲスト・ミュージシャンには、ギター、ウクレレにShawn Ishimoto、キーボードとエンジニアでMichael Grandeの名前も。

収録された楽曲は、Nano BeamerやKahauanu Lake、George Naopeといったレジェンドたちの作品のカヴァーもあれば、Kainani KahaunaeleやメンバーのLehuaが書いた現代のフラ・ソングもあり、単にハワイアン・クラシックをなぞった作品となっていないところがNa Leoらしいところと言えるだろう。

参考までに、各楽曲の作者クレジットを

  1. Do The Hula
    Written-By – Don McDiarmid
  2. I Ola Kākou Nā Hawaiʻi
    Written-By – Maile Vargo*, Violet Hughes
  3. Misty Rains And Lehua
    Written-By – Kahauanu Lake, Maddy Lam
  4. E Huli Hoʻi Mai
    Written-By – Kainani Kahaunaele
  5. Pua Tuberose
    Written-By – Kimo Kamana
  6. Pua Maeʻole
    Written-By – John “Squeeze” Kamana
  7. Aloha Māmā
    Written-By – Puakea
  8. Lei ʻAwapuhi
    Written-By – Lehua Kalima Heine
  9. Kīpū Kai
    Written-By – Maddy K. Lam*, Mary Pukuʻi
  10. Ka Nani Aʻo Kaʻū
    Written-By – George Lanakilakeikiahialiʻi Naope
  11. Ka Mele Kuhikuhi
    Written-By – Maile Lum Ho Vargo
  12. Pūpū Hinuhinu / Ka Huli Aku
    Written-By – Nona Beamer