ハワイ出身ながら、ミズーリ州、オアフ島、オレゴン州、カウアイ島で育ったというマイラ・ギブソンは、ゴスペルやR&Bをルーツにもち10歳の時から音楽活動を初めたという。
実はマイラは1995年に日本でCDデビューをしていたらしいが、売り上げはあまり思わしくなく、その活動は一旦終わってしまったようだが、その後2003年にリリースしたソロ・アルバムが、この「モア」。
このアルバム制作の中心的人物がのちにベン&マイラとしてデュオ活動を続けることになるベン・ヴェガス。
他にも、参加ミュージシャンはハワイアン・スタイル・バンドのブライアン・ケスラー(G)、マイケル・グランデ(Kbds)、ノール・オキモト(drs)、スティーヴ・ジョーンズ(b)といったローカルでおなじみの腕利きばかり。
従って、なかなか質の高いサウンド・クォリティーというか安定感があるAOR的アルバムに仕上がったなかなかの良作。
マイラはソロ活動と並行してベン&マイラとしての活動を継続し、2010年には 、デュオとしてのファーストアルバム「フォーエヴァーモア」をリリース。このアルバムでナ・ホク・ハノハノ・アワードで「コンテンポラリーアルバム・オヴ・ジ・イヤー」を受賞。
2015年のセカンドアルバム「オール・アバウト・ラヴ」も好評で、2016年ナ・ホクで「グループ・オヴ・ジ・イヤー」「フェイヴァリット・エンターテイナー・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートされ、ビルボード・チャート5位ランクインを果たした。
結成から20年近くたった現在もデュオは健在で、オアフのアウラニ・リゾートをはじめ、ワイキキ、カウアイ島などのホテルのバー(現状では休止中の事が多い)などに定期的に出演しているし、マイラ個人もホオケナの作品や、ナ・パラパライのクアナの作品「エ・クウ・レイ・マイ・ラヴ」に参加して2014年のナ・ホクで「ソング・オヴ・ジ・イヤー」を獲得するなどの活躍もしている。
余談だがマイラ・ギブソンのお姉さんは、2003年にミス・ハワイに輝いたカノエ・ギブソン。
現在は朝のローカル番組“HI now”でレギュラーのホストとして活躍している。
マイラは2007年からハワイの不動産業者に登録されている。レーベルメイトのジョン・ヤマサトの影響か?
なお、登録名はMaila Gibson-Bandmannとなっていて、ご主人の苗字だろうか?バンドマンというのも面白い響きだw
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