Ke Ala Beauty, (2004, KOOPS2 Entertainment)

ナ・パラパライは、ウクレレ&ヴォーカルのケハウ・タムレ、ベース&ヴォーカル、ケアオ・コスタ、・ギター&ヴォーカルでリーダーでもあるクアナ・トレス・カヘレの3人で結成されたハワイ島ヒロ出身のバンド。

グループとしての活動のスタートは1995年、クアナとケハウが17歳の頃。

意識的に伝統的なハワイアンミュージックに傾倒した3人のサウンドは、ハワイ全土でも高く評価され、2002年に発売されたデビューアルバム「マカニ・オル・オル」は、いきなり空前の大ヒットとなり、翌年のナ・ホク・ハノハノ・アワードで5部門を獲得。さらに、その翌年に発売したこのセカンド・アルバム「ケ・アラ・ビューティー」も2005年ナ・ホク・ハノハノ・アワードで2部門を受賞するという大活躍ぶり。

これでナ・パラパライの存在は、ハワイアン・ミュージック・シーンに欠かせない存在であることが決定づけられる事となり、その後もクオリティーの高いアルバムを定期的に発表し続けるが、ここまでに、大きな影響力を持ち、グループを支えてきたのがクープス2・エンターテインメントというレーベル。

ショーン・ピメンタルがプロデューサーを務める、このレーベルが、ナ・パラパライのデビューからの3作を世に送り出し、フラ・シーンに新風を送り込んだ。他にも、先日紹介したスリー・プラスの「フォー・ユー」カイナニ・カハウナエレのセカンド「オハイ・ウラ」、ジャスティン・ヤングの「マカイ」、そして、レベル・ソールジャもプロデュースしている。
手掛けた作品数は決して多いわけではないが、確実に良質なハワイアン・ミュージックを供給してくれるレーベルで、昨今のナ・レオとの活動も含め、注目していて損のない存在だろう。

メンバーが2人時代のライブ動画。ショーンのソロがしびれる!