Keola Beamer teaches Hawaiian Slack Key Guitar (1998, Homespun Music Instruction)

以前、“Honolulu City Lights”で紹介した、ケオラ&カポノ・ビーマーのケオラは、ハワイのプレミア・シンガーソングライター、アレンジャー、作曲家そしてスラックキーギタリスト。

そもそも、彼の才能の源泉は、5世代に亘るハワイの代表的音楽家の血統から来ている。
(本名)ケオラマイカラニ・ブレッケンリッジ・ビーマーはハワイで最も代表的で音楽を愛する家族の一員として1951年ビッグアイランドのカムエラに産まれ育った。ビーマー家はそのルーツを15世紀のカメハメハ大王とアヒアクマイ女王に遡る。

ケオラは幼くして自分自身をその音楽家族の後継者として自覚していたが、ロックンロール世代に産まれた彼は、ハワイアンコンテンポラリー・ハワイアン・ミュージックの先駆者としてあり続けようともした。
しかし、彼はまた祖先によって書かれた明るい「ケアヴァイキ」や、子守歌の「ププ・ヒヌヒヌ」等の多くの曲を録音し、ハワイアンルネッサンスとして知られる様になって来ていたハワイ文化復興活動を押し進めた。

高校、大学とクラシックギターを習い、後にギターを教える様になった時、彼の出発点にもなった教則本「ハワイアン・スラックキーギター」を出版した。ほぼ同時期、1971年には彼の最初の記念碑的ソロアルバム「ハワイアン・スラックキーギター・イン・リアル・オールドスタイル」(ハワイの伝統的な「ナヘナヘ・スタイル」たっぷりの)を録音した。このアルバムはその後も多くのギタリストに影響を与え続けている。

この教則本では、Homespunの一連のシリーズの特徴でもある付属CDで、実際の演奏を耳で聞き、その上でタブ譜を確認できる形式をとっていて、譜面だけでは伝わりづらい、ビブラート、ハーモニクス、スラー、レガート演奏など、独特のスラック・キーギターサウンドを生み出すための音楽的アイデアを含む、さまざまなテクニックを紹介してくれている。

収録曲は、伝統的な5曲「Isa Lei」、「Mino’aka」、「Moana’s Laundry Basket」、「Papa’s Okolehau」、 「I Ka Po Me Ke Ao」。