1999年リリース、Keali’i Raichelの4thアルバム。
本作”Melelana”はKeali’i自身のチャントで幕を開けるが、Keali’i独特のバランス感覚でポップな楽曲から、ハッパハオレ的な楽曲、トラディショナルかと思わせる様なオリジナル曲、バラードと幅広く収録されている。
Pure Heartをフィーチャーして、ローカルラジオでも人気の高かった#3 “Ipo Lei Momi”を除いて、比較的固定メンバーで制作されている。6弦ギター、ウクレレ、更にはイプをも担当し、アルバム全体のアソシエイト・プロデューサーも務めたのはKapono Beamer。ほとんどの曲のコーラスは、声の相性の良いClay Mortensenが務め、チャントのある曲には、盟友Ulwehi Guerreroも参加している。
アルバムタイトル”Melelana”は、リーフレットの中で、Mele=song, sing, poetで、Lana=floating, adrift, calm, still as waterなどと説明されており、「静かに存在して漂うような音楽」といったところだろうか。