Crusin’ On Hawaiian Time (1994, Luster Bros. Records)

アーティストクレジットは、Kapono BeamerとDave Jenkins。
Kapono Beamerは、「あの”Honolulu City Lights“でしられる」と言う「冠」が常について回るBeamer兄弟の1歳違いの弟の方。で、今回、共作しているDave Jenkinsとは、何者ぞ!?と思い調べたところ。
1970年代〜1980年代に活躍したウエストコーストのPOP/Rockバンド、Pablo Cruiseの創設メンバーであった、シンガー&ソングライターでギタリスト。
13年ほどPublo Cruiseに在籍したのちSouthern Pacificというカントリーロックバンドで活動をしていた。
この2人の馴れ初めについて書かれている資料には出会えなかったが、1994年に2人はチームを組み、2人でこのアルバムのための曲を書き、1枚のアルバムとして発表した。ちなみに、続作はない。

2人で手がけた曲の数々は、POP/ Rock / Blues / AOR / Funk そして、スラックキーなサウンドを散りばめたフォーキーな楽曲と多岐に渡り、聞くものを退屈させない。とにかく、細かいことを気にせず楽しめるハッピーなサウンドにあふれた1枚。
まさに、タイトル通り。ゆったりとしたハワイ時間の中で気ままに音楽の航海を楽しむ。そんなイメージを具現化したかのような聞き心地。

このアルバム“Cruisin’ on Hawaiian Time”は、翌年のNa Hoku Hanohano Awards, “Album Of The Year”にノミネートされた。