‘Elua Kane、その名の通り男性2人によるユニットで、結成は1988年ということなので、このアルバムの段階ですでに10年選手だ。
この2人の男性というのが、
Damien Farden: Lead vocals & Harmony, Upright Bass, ‘Ukulele
Tau Greig: Lead vocals & Harmony, ‘Ukulele
元々、違うグループに所属していたものの、しばしばジャム・セッションに参加して音楽的交流を深めたり、2人が最初に出会った、ワイキキのアウトリガー・カヌー・クラブで、それぞれのバックグラウンドを話し合うと、(ローカル同士ではよくあるエピソードなのだが、)友人や育った環境、趣味など共通する部分も多く、タッグを組む事を決めたという。
Damien Fardenは、有名な音楽一家の出身で、Robert Cazimeroらのハラウで踊ったり、演奏で参加することもあったという。ちなみに、このアルバムのタイトル・ソング”‘Ukulele Boy”はDamianにとって初の作詞作曲作品であるらしい。一方のTau Greigは音楽以外にも多様な趣味を持ち、カヌー、ウエイト・リフティング、更には年に一回個展を開くほどの木工クラフト作家としての顔も持っている。
コンテンポラリーなハワイの音楽と20〜30年代のハッパ・ハオレを独自のセンスでハイブリッドした’Elua Kaneならではの世界観を産み出している。
”Ukulele Boy”には、ウクレレの名手Troy Fernandezをゲスト・プレイヤーに迎え大フューチャー。
他にも、Gaylord Halomailaや、Noel Okimotoのクレジットが確認できる。