Slack Key Guitar Volume2 (2003, Palm Records)

前回、コンピレーション”Slack Key Guitar”を紹介したけど、肝心の”Volume2″をちゃんと紹介していなかったので、遅ればせながらきちんと紹介しておきましょう。

2005年にグラミー賞のカテゴリーとして創設された”Best Hawaiian Music Album”部門。第47回グラミー賞で、その記念すべき第1回受賞作品に輝いたのが、”Slack Key Guitar Volume2″。

約5年のブランクを開けてリリースされた、シリーズ2作目となるこの作品には、10名のギタリストが参加。
首謀者Chales Michael Brotmanはじめ、1にも参加していたBryan Kessler, Sonny Lim, Randy Lorenzo, John Keawe, Ken Emersonら、6人。
そして、新たに、Jeff Peterson, Keoki Kahumoku, Charles Recaido, John Cruzといった顔ぶれが加わっている。JeffやJohn Cruzは今更紹介するまでもないだろうが、Keoki Kahumokuは、George Kahumoku, Jr.の息子さん、Charles RecaidoはKOHALA結成以来、Michaelの片腕を務めるベテラン・ギタリスト。その分、紹介されているスラック・キー奏法のスタイルの幅は広がっているが、相変わらず(?)、心安らかにリラクゼイションできるサウンドで溢れている。

ちなみに、グラミー賞”Best Hawaiian Music Album”部門は、2011年までしか存在せず、2012年からは”Best Regional Roots Music Album”として、ポルカやザディコ、ケイジャンなどの地域性の強い伝統的な音楽たちと統合されてしまった。

このAIテロップもひどいけど、ちゃんと聞けばわかるはずw