【ハワイアン・レア・グルーヴのレア傑作盤が奇跡の初CD化! 】 というPOPに惹かれて渋谷タワーレコードで購入した1枚。
このアルバム『Babadu!』は元々1979年にリリースされた作品で、オリジナルのLPはオークションで10万円以上という超高値がつくプレミアムな1枚だったそうだが、この度セレスト・レーベルから正規にCD化され、めでたく2,400円でお買い上げ。
マッキー・フェアリー、カラパナ、レムリア、テンダー・リーフに肩を並べる極上盤といわれ「フリー・ソウル」に収録されていてもおかしくないサウンド。
ババドゥに関して、まっとうなバイオはどこにも存在しないらしい。
なので、ライナーノーツを参考にしながら、ネット上で散見できた研究熱心な方々の情報をつなぎ合わせると以下のようになる。
オアフ島出身のシンガー・ソングライター、ババドゥ。本名はソロモン・K・デイヴィス3世というらしい。
初期カラパナのオリジナル・キーボーディストとしても活躍し、ハワイアン・メロウ・グルーヴの名盤を残したレムリアを率いたカーク・トンプソンが プロデュースした傑作盤! と呼ばれる1枚。
カーク自身が、「マッキー・ フェアリーとスティーヴィー・ワンダーの混合! 」と自画自賛したとかしないとか。たしかに、マッキー・フェアリーをもっとソウルフルにした雰囲気のうたいまわしではある。
ババドゥは、このアルバム以前には、モータウンに在籍との噂もあり、こぶしを利かせたような彼のソウルフルなテイストはその辺りのヒントなのかもしれない。
バッキングにはレムリアのメンバーが多く参加しており、サウンド的にはそれを踏襲したものといえるし、後にレムリアのレコーディングにも参加するパーカッションのマスター・ヘンリー・ギブソンの存在感が各所で炸裂している。また、「テンダーリーフ」をプロデュースすることになるキーボディストののキット・エバースバックが参加しているのも注目点。
アルバムは、イントロのフルートがこの1枚を象徴するかのようなメロウなアコースティック・ソウル「ウィー・アー・ノット・トゥ・ブレイム」で幕を開け、カントリー・コンフォートのビリー・カイウの」ワーズ・トゥ・ア・ソング」に、レムリアの代表曲「オール・アイヴ・ガット・トゥ・ギヴ」のカヴァーなど良質な曲が並ぶ。
ハワイアン・コンテンポラリーのサウンドは、70年代アメリカ本土のブルーアイド・ソウルやAORからの影響を受けつつ、現地ならではのエレメントを大事にした程よい南国テイストはハワイ産ならではの気持ち良さがある。
- We’re Not To Blame
- Words To A Song
- Lost In A Dream Of Love
- Forget Leaving
- I’ve Got My Roots
- I Did The Right Thing
- I Love Music
- All I’ve Got To Give