How to Make Hawaiian Musical Instruments(2002, Mutual Publishing)

フラをやっている人なら、主にカヒコ(古典)で使用されるユニークなパーカッション類についてご存知かもしれない。

フラに伴う楽器の多くは、ポリネシアにルーツをさかのぼることが可能だが、イプヘケ(太鼓)、イプ・ホキオキオ(鼻笛)、ウリウリなどはハワイ固有の楽器と見なされているという。

これまで、ハワイの楽器を作ることに関しての唯一の書かれた情報は、初期の人類学者のメモにしか無かったという。 この書籍では、初めて、18の伝統的なハワイアン楽器の製造プロセスが、入念に工程をリサーチし、わかりやすい段階的なカラー写真とともに解説されている。

例えば、
「ひょうたんを使ってイプヘケを作ります。ひょうたんをきれいにし、切り、砂を取り、織り紐を追加してこの楽器を作る方法を段階的に示しています。他の楽器は、川の小石、竹、棒、ココナッツ、そしてヤシの木の幹から作られています。徹底した指示に従って、太鼓、ガラガラ、竹の鼻笛、法螺貝を作ることができます。」

でも、ハワイ以外に居住している人たちにとっては、そもそも材料をどうやって調達するんだ!?という初歩的かつ、根本的な大問題にぶち当たることは想像に難くない。

そして、この本では、ほとんど楽器の演奏方法については説明していないw。

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