Generation Hawaii (2006, Hanaiali’i Records)

Amy Hanaiali’iという人は、いい意味で自分の家系、先祖への尊敬の念、家族のつながり、ハワイ文化からの精神的影響、そんなものやことをとても大切にしていて、そうした思いを、毎回素直に作品で表現してゆく人だと思う。
これまで紹介してきた彼女の作品は全てそういった流れにあったが、この作品も偉大なる祖母Jennie Napua Hanaiali’i Wooddと過ごした時間、記憶、伝えられたハワイアンとしての教え、、、そういったものをモチーフに書き下ろされた楽曲で満たされている。
ゲスト・ミュージシャンでクレジットされているのは、元HAPAKeli’i Kaneali’i, David Montero, Steel GuitarでBobby Ingano, また、どういう繋がりかは不明だがSaxにEarnie Wattsの名前もある。しかし今回一番貢献度が高いのは作曲、アレンジ、レコーディング・プロデューサーなどマルチに活躍したMichael Ruffだろう。

このアルバムは、2007年度Na Hoku Hanohano Awardsで、 Album of the Year, Hawaiian Album of the Year, Female Vocalist of the Yearを獲得しているが,Michael Ruffの活躍ぶりは、Best Engineering部門での受賞で裏付けられている。また、本作はグラミー賞のハワイアン部門にもノミネートされた。

そんなアルバムは祖母Napua Wooddに因んだ、その名も”Napua”という楽曲で幕を開ける。

↑ちなみに#14″Jewel”はボーナストラックという位置付け