My Father’s Granddaughter (2012, Mountain Apple Company)

Amy Hānaialiʻi Gilliomは、エンターテイナー一家であり、伝統的なハワイ文化を大事にする家族の中で育った。
Amyの父はLloydさん、お母さんはMimiさんといい、父方の祖母のJennie Napua Wooddさんは、名高いクムフラであり、1930年代からNYのレキシントンホテルで60年もの間毎日チケットがSold Outだったという伝説の劇場”Hawaiian Room” にも出演していたというエンターテイナーであった。

そんな音楽一家で育ったAmyは若くしてハワイの宝と謳われた故Genoa Keaweに才能を見出され、 特徴的なハワイアン・ファルセット唱法を身につけた本格的なシンガーとしてキャリアをスタートさせた。

AmyにはMadelineという女の子が生まれるが、母Amyが忙しくツアーに出たり、レコーディングに取り組んでいる間は、Amyの両親、LloydeさんとMimiさんが、Madelineちゃんの面倒を見てくれて、Amy自身が学んできた事と同じく家族に代々伝わる伝統や”Humility”, “Kindness”そして、”Love”を大切にするというポリシーを教えてくれていたという。

今回のレコーディングのプロセスが進む中、Lloydeさんが急逝する。
Amyにとっての「父で、その人の孫娘」というタイトル”My Father’s Granddaughter”は、家族の関係を象徴する形でテーマづくられ制作された。そんな父親に感謝の意を表したかのような優しい楽曲が並ぶ。

このアルバムを締めくくるのは、”Sleep Little Baby”という楽曲。この曲は、父Lloydさんが1940年にNYで生まれたときに、彼の義理のお父さんにあたるSam Kokiによって書かれた祝福の曲。
ずっと代々、歌い継がれてきたこの曲は彼のGranddaughterであるMadelineにも引き継がれることとなった。

このアルバムの収録曲ではないのですが、、、