In The Name Of Love, (1997, Coconut Grove Records)

1992年に名盤との評価が高いデビューアルバムでセルフタイトルの”HAPA“をリリースし、その3年後にはクリスマスアルバムである”Holidays”をリリース。そして、それから2年を経て、本作”In The Name Of Love”をリリースした。
アルバム内容からは、実質、これが2ndと呼んでいい作品だと思う。
カヴァー曲以外、全ての楽曲の作曲、アレンジ、そしてプロデュースはBarry Franaganの手によるもの。
ハワイアンに軸足を置きつつも、Santanaの”Europe”や、アルバムのタイトル曲ともなっているU2の”In The Name Of Love”、”Sleep Walk”と「西側音楽」のエッセンスを取り込み、HAPAによるハパな世界観を構築している。
また、友人でクムフラ、Charles KaupuによるチャントをU2のヒット曲とクロスオーヴァーさせることによりハワイの伝統文化と現代のロックサウンドを一曲の中でシームレスにハパってみせてくれている。

ゲスト・ミュージシャンのクレジットには、Martin PahinuiLehua Kalima、Gaylord Holomalia、SeawindのPaulin Wilson、さらにはDon Hoの名前も確認できる。