Na Kamaは、シンガー・ソングライターでプロデューサーでもあるEric LeeとBrian Mersbergのデュオとして1998年に結成され、発表されたデビュー・アルバム”Ke Ala Hou”は翌年のNa Hokuで”The Best Hawaiian Language Performance”にノミネートされた。2005年にアップライト・ベースとコーラスのDanny Naipoが加入してトリオ編成となり、Na Kamaとして3作目、トリオ編成になって最初のアルバム”Kamakolu”が制作された。ジャケットデザインも、それを象徴するかのようなデザインとなっている。
この作品も2007年の”The Best Hawaiian Language Performance”を獲得した。
ギターとヴォーカルを務め、Na Kamaの中心人物であるEric Leeは多作なアーティストで、このNa Kama以外にもThe Ka’ala BoysやThe Mākaha Sonsにも参加していて、自らのソロ・アルバムを加えると30枚以上のアルバムに参加している。
彼らの作品には随所に彼らなりの拘りが散りばめられていて、まずはクリーンでアコースティックなアレンジであること、タイトなハーモニーとハワイ語の正しい発音を大切にしていて、サウンド面でも、シンセ等で音を埋めるのではなくThe Galliard String Quartetという弦楽四重奏を起用している。
ゲスト・ミュージシャンのクレジットにはKbdsでKit Ebersbach、Steel GuitarにCasey Olsenらの名前がある。