そもそもは、1962年にアナログ盤としてリリースされたThe Sons Of Hawaiiのデビュー・アルバムをCD化して1995年にリリースされたもの。
ハワイを代表するグループを結成しようとしていたEddie Kamaeが、グループには絶対にSlack Key Guitarが必要で、そのためにはGabby Pahinuiを加入させるしかないと誘ってこのアルバムを制作した。
アナログ時代には、ジャケットにデカデカと”Gabby”と手書きの書体で書かれていて、その期待度の高さをうかがい知ることができる(バージョン違いもあるような、、、)。さらには、グループ名も単に”The Sons Of Hawaii”ではなく、”Gabby Pahinui & The Sons Of Hawaii”と表記され別格扱いされている。
上に掲載したジャケットの中央の赤い部分のヴィジュアルが、オリジナルのベースになっていた部分。
ハワイ島キラウエア火山の噴火を思わせる写真だ。
CD自体は、一応ステレオではあるが、時代的にダビングなんか無しで、一発録りでレコーディングされたであろう素朴なアンサンブルがホッコリさせてくれる。
あまり、観光的なことは気にせず、ローカルの人達が身近な題材を歌にして友達や家族で楽しんでいたであろう、昔ながらの、まさに”Music Of Old Hawaii”な世界に心を誘ってくれる。