世界中の人々が、ハワイの音楽と信じて疑うことすらしなかった、ほぼハパハオレなかつての代表曲が18曲。
ライナーノーツ一切なし。
演奏者クレジットには、歌:FLASH 演奏:SCAPとあるのみ。
とはいえ、ほぼインストで腕のいいスタジオミュージシャンの仕事ぶり。
ドラムス、ベース、ウクレレのリズム隊にスティール・ギターやヴァイブが主旋を奏で、要所要所で弦楽隊がゴージャスさを醸し出す。誰が演奏しているとかの問題ではなく、それらの懐かしい曲たちが聞こえてくればいい。
ハリウッド映画に描かれた、ゴージャスでセクシーな南国のパラダイス。
そこに流れるエキゾチックで、トロピカルなジャズにココロを惹きつけられずにはいられなかった。
第2時世界大戦終戦後に、高校生や大学生だった世代の人たちにとって、ちょっとセクシーで、ちょっとミステリアスなこれらの楽曲は、まさに「天国からの調べ」だったに違いない。ワイキキビーチでは、世界のお金持ちたちは、こんな音楽を聞きながらトロピカル・カクテルなんぞを楽しんでいるのだと夢想しながら、、、
まさに、「ハワイ・コールズ」が構築した憧れのハワイのBGMが満載の1枚だ。
1970年代になって、C&KやKalapanaが、ハワイから届いた現地の音楽だと教えられるまで、ハワイ全体がこんな音楽で埋め尽くされているとみんな信じていた。
- ブルー・ハワイ / BLUE HAWAII
- カイマナ・ヒラ / KAIMANA HILA
- ワイカプ / WAIKAPU
- メカ・ナニ・アオ・カウポ / ME KA NANI AO KAUPO
- 夕陽に赤い帆 / RED SAILS IN THE SUNSET
- 真珠貝の歌 / PEARLY SHELLS
- ハワイアン・ホスピタリティ / HAWAIIAN HOSPITALITY
- 港の灯り / HARBOR LIGHT
- ココナッツの島で / ON A COCONUT ISLAND
- キング・カメハメハ / KING KAMEHAMEHA
- 小さな竹の橋 / ON A LITTLE BAMBOO BRIDGE
- プア・オ・ケアロハ / PUA O KEALOHA
- カマアイナ / KAMA AINA
- タ・フ・ワ・フ・ワイ / TA HU WA HU WAI
- ハワイアン・サンセット / HAWAIIAN SUNSET
- オーペル / OPELU
- 南国の夜 / ON A TROPIC NIGHT
- アロハ・オエ / ALOHA OE
※もうこのCDは廃盤のようで、オークションサイトで散見されたのみ。