マウイ島ベースの女性グループ”アフマヌ”。
このグループの唯一の固定メンバーで創設者で、ヴォーカルをはじめ、ウクレレ、ギター、ベースとマルチプレイヤーのリズ・モラレスは、地元ラジオ局KPOAで人気ホスト、コパア・ティタとしてDJを長年勤めてきた人だが、フルタイムのミュージシャンとして生きるという幼い頃からの夢を追求する為に自らのグループ”アフマヌ”を結成して活動を始めた。リズは、エイミー・ハナイアリイ、ライアテア・ヘルム、オワナ・サラザール、ノエラニ・マホ、パラニ・ボーンなどとのステージ経験を持つ。
2006年にデビュー・アルバム「ザ・ギャザリング」をリリースし、この「ナ・クウイポ」はセカンドアルバムにあたる。
現在は、女性トリオとして活動を続けているが、このアルバムの時点では、ギター&コーラスのジョニ・ノエラ・デメロという女性とのの2人ユニット。
グループ名”アフマヌ”は「鳥の集まり」という意味。自らのコーラスを小鳥たちのさえずりと重ね合わせたのか?
マウイといえばカアフマヌ女王の名前の一部を拝借したのか?その辺は定かになっていない。
このアルバムは7曲のオリジナルと、トラディショナルやデューク・エリントンのナンバーなど5曲のカヴァーで構成され、そのサウンドは典型的なハワイアン・スタイルは勿論、4ビート、サモアン・リズム、R&B、カントリーなどと曲ごとにカラフルな表情を見せてくれる。
現在は、リズに加え、 ウクレレとコーラスのマーハ・アピサロマ、ベースとコーラスのケカイ・ロビンソンの3人で”アフマヌ”の活動を続けているが、現時点ではレギュラーで開催していたカフルイのエアーポート・マリオット・コートヤードでのライヴは自粛中のようだ。2019年に4枚目のアルバムとなる”カヒ・アロハ”をリリースしている。
リズ自身、”アフマヌ”の現状を「アフマヌ3.0」と呼び、アップデートされた、最新で最高な状態であると、とあるインタビューで表現していた。