このアルバム「サーフ・マッドネス」は、何があったのか?
ハパ名義だが、バリー・フラナガンさん、ご乱心としか言いようがない1枚。
ジャケットからして、2人のこのルックスw
このアルバムでは、ケリー・カネアリイはアクセルで、バリー・フラナガンはバーネルドという別人格であるという設定のようだ。ハワイの文化、特にスラック・キー・ギターに魅了されてマウイ島に移住したはずのバリーに何があったのか?
このアルバムでは、ヴェンチャーズやディック・デイルに代表されるテケテケ・エレキ・サウンドを中心に、ジャジーでアヴァンギャルドな#6 24アワーズ・イン・ニューヨークやダイアー・ストレイツ風味な#4 ブラインド、そして、ジョー・サトリアーニの#9 オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・ユーと徹底してハワイ離れな構成に終止すると見せかけておいて、突如、ハワイのトラディショナル#10 へエイアを紛れ込ませるなど、とにかく聞く人を裏切りまくる。
スタジオ・カハラでレコーディングされ、ニューヨークでマスタリングされ、フロリダにあるココナット・グローヴ・レコーズからリリースしているところもいまいち理解不能な一部。
裏ジャケットにはサーファーのジェリー・ロペスが、60年代に栄華を極めた「サーフ・ロック」をハパが現代に蘇らせたと絶賛しているが、関係各所でこのアルバムは、ほぼなかったことになっている模様。
そんなこんなで、Spotifyにも登録がない。
- Axel & Barneldo Theme
- Walk Don’t Run
- Have Another Cookie, Larry
- Blind
- Gregory Anthony’s Tubular Symphony
- 24 Hours In Manhattan
- Wipe Out
- Nadine Won’t Call Me Anymore (Clint’s Back In Town…)
- Always With Me, Always With You
- He’Eia
- Hawai’i Five-O