Let It Be Hawaiian Style (2007, Sony Music Records)

ここに来て、初めて身バレするような記事を書くのだが、、、

その昔、僕はソニーミュージックの色んな人達にお世話になっていて、1990年代から、少なくとも20年に亘って洋邦問わずいろんな形で仕事をさせてもらった。

1989年から、大阪の某ラジオ局で制作会社をやらせてもらって、いろんな番組を制作させてもらったけど、邦楽ミュージシャンをDJにマンスリーでスペシャル番組やったり、半年近くレギュラーで週1の番組を続けてもらったのもソニー系列のアーティストだったな、、、遠い目w

そのラジオ局でハワイ絡みの帯番組を制作していたこともあって、何かに付けてハワイ関連で絡むことも多くなっていったし、僕自身、年に3回、延べ一ヶ月ほどはハワイで過ごすようにもなった。

その後、4年ほどハワイで暮らすことになるのだが、帰国後がこれまた、現地レコーディングのコーディネーターだのPVの撮影のコーディネートだったり、ハワイ絡みの企画モノ案件だので忙しくさせていただき、ハワイとのご縁はもう暫く続くこととなった。

そんなある日、ソニーの友人を通じて、企画モノを制作する部署の人が、ハワイモノだけで、ビートルズカヴァーの1枚を編集・制作できないか?と言っているので、協力してくれんか?と。
面白そうだったので、いっちょ噛みすることにして、お手伝いさせてもらったのがこの1枚。
もともと、ハワイのミュージシャンは、ビートルズ・カヴァーが多かったりするのだが、そんな中から、みんなで候補を出し合って絞り込んだ10曲と、プロデューサーのアーロン・キムラを巻き込んで、このアルバムの為だけにホノルルでレコーディングしたスペシャル感のある6曲で構成。
スタッフみんなで、曲順もアイデアを出し合って、「これだ!!!」って形で完成!めでたし!!
となっていた最終マスタリング直前に、訳あってジェイクがドロップ。最終的には、15曲で発売された。

一口に、ハワイアンと言っても、それぞれの曲が、それぞれのアーティストのセンスでアレンジされ、全曲それぞれが違うテイストに仕上がっているのだが、にもかかわらず、1枚のアルバムとしてまとまった聴き応えのある面白い1枚に仕上がったと、今回、改めて聞き直してそう思った次第。
世間一般的にも、そこそこ評判はよく、それなりのセールスを上げた記憶も薄っすらとある。

以下が、幻のオリジナルな収録曲リスト

  1. She Loves You / Lei from Keahiwai
  2. Here Comes The Sun / Reid Kapo Ku
  3. Getting Better / Hawaiian Style Band
  4. Lady Madonna / Dave from Imua
  5. Blackbird / Na Leo Pilimehana
  6. I Will / Shawn Ishimoto
  7. Here There and Everywhere / Jake Shimabukuro
  8. In My Life / Kealii Reichel
  9. Yesterday / Salli
  10. Don’t Let Me Down / Wade Cambern
  11. Something / Baba B
  12. Come Together / Maila Gibson
  13. All My Loving / Jon Yamasato
  14. Ob-la-di. Ob-la-da / Puka
  15. Let It Be / Ben Vegas
  16. The Long And Winding Road / Rochelle Midro

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