The Best of Ekolu (2007, Waiehu Records)

マウイ島出身、3人組、グループ名もハワイ語の「3」を意味するEkolu。

1994年にマウイ島で結成。メンバーはルケラ・ケアラ、マカプ・ホオピイと最年少の3人目のメンバーであるジョシュア・カヘレ。

マウイのボールドウィン高校で、3人は来る日も来る日もジャム・セッションで練習に明け暮れていた。
初めて人前で演奏したのが、第一回目でナ・レオを輩出し注目を集めたアマチュア発掘番組「ブラウンバッグ・トゥ・スターダム」だった。
結果は優勝とはいかなかったが、以降、3人はエンターテイナーになることを目標に定めるきっかけとなった。

1999年にトロイ・フェルナンデスとロイ・サクマという二人のウクレレ・マスターのプロデュースによるデビュー・アルバム「ダウン・イン・ザ・バレー」をリリース。
このアルバムで彼らの存在は、ハワイのみならず、アメリカ本土や東海岸まで広く知られるようになった。
3年後、エコルはセカンド・アルバム「ショア・オヴ・ワイエフ」をリリースした。 このアルバムからは、 タイトル曲の「ショア・オヴ・ワイエフ」や「ジャスト・ワン・ナイト」などのヒット曲が生まれ、折からのアイランド・レゲエ・ブームも追い風となって、ハワイのローカルラジオ局でヘヴィーローテンションとなっていた。

エコルはアメリカ国内の多くの都市を旅し、日本にも来たことがあり、15,000人以上の観客の前で演奏するまでになった。

2020年1月に、20周年を記念して、20曲入りのアルバムもリリースして、ナ・ホクで”アンソロジー・オヴ・ジ・イヤー”を獲得し、4月からは”Timeless Tour 2020″と銘打って、20周年を記念したメインランド西海岸を中心とした12本のツアーを成功させている。

一貫して爽やかな彼らのサウンドは、まさにアイランド・レゲエな感じで、メイド・イン・ハワイならではのオリジナリティ−さえ感じさせてくれる。