Kīhōʻalu SLACK KEY The Hawaiian Way(1993, The Mountain Apple Company)

ハワイアン・ミュージック・シーンのレジェンド、エディ・カマエと、その妻、ミルナ・カマエは、フィルムメーカーとしてもハワイの歴史や文化を映像として残すべく尽力していた。

そして設立されたのが「The Hawaiian Legacy Foundation

ここでは、以前紹介した、「THE HISTORY OF THE SONS OF HAWAIʻI」や「LAHAINA」を含む10作の映像作品も紹介されているが、今回紹介するのは3作目となる「Kīhōʻalu SLACK KEY The Hawaiian Way」。

スラック・キー関連のDVDは、オジー・コタニのものも紹介したが、あれは、完全なる教則DVDだったのにたいして、こちらは、ハワイ固有のスラック・キーという「伝統文化」を主眼とした作品。

ハワイオリジナルの音楽制作スタイル、それがKīhōʻalu(スラック・キー)。それは単に演奏上の技術にとどまらず、ハワイのアイデンティティーにも関わる深い意味合いを持っていた。

このDVDでは、多くの演奏者と作曲家が、コメンテーターとして登場し、率直なインタビューと貴重なアーカイブ画像が、多くの名人スラック・キー・ギター・プレイヤーの音楽と組み合わされている。
このミュージシャンとドラマティックなストーリーテラーの組み合わせが、ハワイの文化的伝統とkīhōʻaluが実際どのように絡み合っているか、また、ハワイアン・スピリットとオハナ(家族・親族)の伝統を伝えてゆく上でいかに不可欠で、どのように伝わっているかを解明する。

伝説のフレッド・プナホウとギャビー・パヒヌイからレイモンド・カネ、そしてレッドワード・カアパナまで、1830年代から現在までのゆるやかなストーリーを証言者として語る。 歌、テクニック、特別な弦のチューニングが世代から世代へと受け継がれていく中で、この音楽がオハナの伝統をどうやって永続させてきたかを検証する。

ジャケットには、ギャビー、レイ・カネ、ジョージ・カフモクJr.など、18名の「証言者」の名前がクレジットされている。

スラック・キー・バンジョー、スラック・キー・スティール・ギター、スラック・キー・ギターでのライトハンド奏法など、ありとあらゆる「スラック・キー」が登場する。

https://video.pbshawaii.org/video/pbs-hawaii-presents-ki-halu-slack-key-hawaiian-way/

PBS Hawaiiのアーカイヴでフル無料視聴可能になっていたよ! こちら!!