近代ハワイアンミュージックのの神とも呼ばれるギャビー・パヒヌイを中心に栄えたハワイの名レーベルのカタログ的コンピ。
このパニニ・レーベルからリリースされた作品は、11枚のオリジナルアルバムと2枚のライブ盤(つまり、このジャケットが全作品)と本作を含む、3枚のベスト(コンピレーション)盤のトータル16枚。
このコンピレーションで聞けるのは、ギャビー・パヒヌイ・ソロ、サンズ・オヴ・ハワイ、ランディ・ロレンゾ、ザ・パヒヌイ・ブラザース、サンディ・マノア、そして、ピーター・ムーン・バンド、、、誰をとっても70年代以降のハワイアン・ミュージックシーンを語る上で欠かすことのできないメンツだ。
1971年、ハワイ伝統音楽の再興に熱心だったウクレレ奏者エディ・カマエとギャビーを中心としたサンズ・オブ・ハワイ名義の一枚「サンズ・オヴ・ハワイ」は記念すべき1枚め。
その翌年にリリースされたのはギャビー初のソロ作「Gabby」だ。カニカピラ・スタイル(ローカルの気の合った仲間が、裏庭でみんなで車座になって気の向くままにセッションを繰り広げ、疲れたら休み、お腹が減ったらBBQをつまみ、ビールも平らげるという、、、)をそのまんまレコーディングしたかのような純粋無垢なハワイアン・ミュージックの記録でもあり、まったく新しい「ハワイアン・フォーク」を生み出したと言われている。
74年には、ライ・クーダーとの出会いから生まれたギャビー・パヒヌイ・ハワイアン・バンド。ピーター・ムーンと後のブラザーズ・カジメロによるサンデー・マノア。
そうそうたるメンツである。
- Hi’ilawe – Gabby Pahinui w/ Friends
from “The Waimea Music Festival” - Moonlight Lady – Gabby Pahinui
from “The Gabby Pahinui Hawaiian Band, Vol.1” - No Ke Ano Ahi Ahi – Sons Of Hawaii
from “Sons of Hawaii” - My Hula Girl – Randy Lorenzo
from “I’m Going Home” - Waialae – Gabby Pahinui
from “Rabbit Island Music Festival” - Jealous Guy – The Pahinui Bros.
from “The Pahinui Bros.” - Waikiki Hula – Gabby Pahinui
from “The Gabby Pahinui Hawaiian Band, Vol.2” - A Hawaiian Lullaby – The Sunday Manoa
from “Sunday Manoa 3” - Cane Fire – Peter Moon Band
from “Cane Fire” - He Aloha Mele – Peter Moon Band
from “MAILE” - Island Love – Peter Moon Band
from “Tropical Storm” - Lei Nani – Gabby Pahinui
from “”Gabby” - Honolulu, I’m Coming Back Again – The Sunday Manoa
from “Cracked Seed”