Big Boy In Love (1996, Fat Katz Productions)

Baba B.とは、本名をBaba Badoyenというワイアナエ出身のロコボーイ。
ゆったりとしたローカルタウンで、家族やご近所さんのの温かい愛情のもと育った彼は、2歳半にして手に持ったものをなんでもマイクがわりにして、テーブルをステージに見立てては、ラジオやMTVから流れてくる音楽を歌いまくっていたという。
高校に進む頃には、このアルバムの収録曲に”Iz, I Wanna Be Like You”とあるように、敬愛する自モットのヒーロー、IZことIZrael Kamakawiwo’oleに憧れて、自らの歌の伴奏にウクレレで伴奏をつけることを思いつき、高校の合唱部のウクレレを借りて練習する様になるが、彼は短期間の間に自己流でウクレレをマスターし、地元のパーティーやイベントに登場する様になる。
そんな彼に目をつけたのがFat Katz Productionsで、早速プロデューサーにSean Na’auaoを起用して、このデヴューアルバムを制作した。Seanはこのアルバムでほぼ全ての楽器を演奏しており、ミックスも手がけている。

トラディショナルな”Wai O Ke Ani Ani”, “Ulupalakua”やBabyfaceの”Water Runs Dry”のカヴァーを除けば、アルバム収録全10曲中6曲がBaba B自身の的よるものだ。

  1. Big Boy In Love
  2. Iz I Wanna Be Like You
  3. Magic Changes
  4. Makaha
  5. Water Runs Dry
  6. Wai O Ke Ani Ani
  7. Over On The Westside
  8. Take Me Back
  9. Ulupalakua
  10. All My Life