ジャック・ジョンソンは、1975年5月18日、オアフ島のノースショア生まれ。
土地柄、幼い頃からサーフィンを楽しみ、高校生になる頃には最高峰のサーフィン大会である”パイプライン・マスターズ”にも出場。ケリー・スレイターやロブ・マチャドらと並び、将来有望なサーファーと評価され、 クイックシルヴァーとプロ契約も結んだ。
しかし17歳の時、サーフィン中に、海底のリーフに身体を叩きつけられ、100針以上縫う大怪我をしてしまう。数ヶ月間は海に入ることすら許されなかったジャックは、これを機に、以前から趣味としていたギターにのめり 込むようになったという。
高校卒業後は、カルフォルニア大学サンタ・バーバラ校に進学。「昔から、ボロいカメラで友達のライディングを撮影しては、好きな音楽をのせて VHSに編集するのが好きだった。」というジャックは、専攻を数学から映画へと変え、卒業後、ハワイに戻ると本格的な映像制作に着手する。
そして1999年、同級生でサーフ仲間のクリス・マロイらザ・マロイズと組み、北大西洋と南太平洋、そして、ベンガル湾を旅した18ヶ月間のドキュメンタリー・サーフムーヴィー「シッカー・ザン・ウォーター」を完成させる。（発表は2000年）
トム・カレン、ケリー・スレイターらトップ・サーファーの姿を捉えたそのドキュメントは、世界中のサーファー達の間で評判となったが、そんなオーガニッ クな作品を彩り、映像同様に強烈な印象を残したのがジャック自身が選曲し、演奏した音楽だった。盟友、G・ラヴとのデュエットをはじめ、ほかにもフィンリー・クウェイやスモーク・シティ、クラシックスではミーターズにハーパーズ・ビザールとジャックらしい選曲のナンバーがズラリ。そして勿論、ジャック自身のナンバーも4曲使用されている。
ジャックがミュージシャンとして本格的に活動するきっかけとなった記念碑的作品でもある、、、そのへんの経緯は追って、、、