Sunday Manoa解散後の1975年からずっとBrothers Cazimeroのプロデューサーを続けているJon De Meloは、彼らの音楽性を引き出し、そのモチベーションを高めるために様々な実験的なレコーディング環境を与えたりもした。
アルバム”Hawaiian Paradise“はホノルル・ダウンタウンの歴史的コンサートホールHawaii Theaterを貸し切ってライヴ感あふれる一発録りのアルバムを制作したり、”Hawaii In The Middle of the Sea”はハワイ島ワイメアにある牧場でが制作された。
多分そうした試みの発端となったのが、本作、”Ho’ala”で、このアルバムは、1978年の8月27日から9月3日の期間、カウアイ島のハナレイにある一軒家を貸し切って、まるで合宿のような体制でこの1枚を作り上げた。
ジャケットには、リラックスした様子のレコーディング風景やハナレイのスタジオの周辺と思われる美しい風景写真が散りばめられ、収録された各曲に対しての短い解説やコメントがRobert Cazimeroによって記されている。
そして、このアルバムは彼らの数あるヒット作の中でも最初のヒット・アルバムとなった。
The Brothers Cazimero:
Robert Cazimero (vocals, Acoustic & 12-string Guitars)
Roland Cazimero (vocals, Acoustic Bass)
Jon de Mello (Recording Producer)