Pūlama: Legacies of Hawai’i (2022, MakanaMusic.com)

Makanaが今年4月に発表した新作。

アルバムタイトル”Pūlama”とは、ハワイ語で「世話をする」「大切にする」という意味。
ハワイの豊かな遺産であるkī hō’alu (Slack Key Guitar), ‘Ukuleleそして、 Leo (声)を称えて、ハワイアン・ルネッサンス期に数々の伝説を生んだレジェンド達、George Helm, Gabby “Pops” Pahinui, Dennis Kamakahi and The Sunday Mānoaらの精神とそれらのサウンドを大切にしオマージュを捧げている。

結果として選曲されたのは、

#1昨年亡くなったMakanaの母が好きだったという”Waika”。

Leonard Kwanがスラックキーギター用にアレンジした1800年代のアメリカンクラシック#2 “Silver Strings Among the Gold”。
Makanaの師でもある故Raymond Kāneの「タロパッチ」チューニングに触発された崇高なスラックキースタイルで演奏された#9 “E Kuʻu Morning Dew”。
Dennis Kamakahiがモロカイ島の山々にかかる白い霧からインスパイアーを受けたという#14 “Wahine ʻIlikea”など、我々にも聞き覚えのあるハワイアン・ミュージックの名曲の数々14曲。
それらに加えて、Makana自身の作曲による、近日公開予定のハワイに関するミュージカル作品からの新しいオリジナル作品で、ハワイの地とのつながりを深める方法を物語っている#12 “Aloha Found”も収録された1枚だ。
そしてこの作品は、昨年、相次いで亡くなったMakanaの父と母に捧げられた作品となっている。