これ、Na Leoの日本デビュー盤。
この時点までに発表されていた”Local Boys(1984)”, “Friends(1993)”, “Flying With Angels(1995)”の楽曲の中から、日本のSONYのディレクターが選曲し、曲の並びも日本独自のものにして若めのトロピカル・ミュージック・ファン、ハワイ・ファン、フラ・ファンに幅広く支持される1枚に仕上がっている。
みんな勝手に「ハワイアンってスチールギターとウクレレとフラ・ダンスなヤツ」と思い込んでいた既成概念はこのアルバムで打ち砕かれ、この後続々と日本に紹介されることになるKeali’i Reichel、IZ、Sistah Robiなどの1990年代での現在進行形のアイランド・ミュージック、からのジャワイアンが多くの幅広い層に受け入れられ、ひいては、一大ハワイ・ブームの牽引役ともなった。
“North Shore Serenade”が各地のFM曲でヘビー・ローテーション化されたことも、今のハワイアン=おしゃれな洋楽の一部的認識が広まり、1996年の真夏に向けて(このアルバムは6月1日の発売)若者を中心に人気を集め洋楽のデビュー・アルバムとしては異例の10万枚という好スタートを切った。
ライセンスの都合か、日本国内では既に、廃盤扱いのようだ。
- North Shore Serenade
- Love Is Starting To Shine
- Right Before My Eyes
- Colorblind
- Nani Hanalei
- Playing With My Mind
- For The Sake Of The Children
- Sitting In Limbo
- Java Jive
- Sweet Baby
- Local Boys
- Rum N’ Cocacola
- Friends