Night Music (1977, Columbia Records)

デヴュー・アルバム”Cecilio & Kapono“がいきなり世界的な大ヒット作となり、ハワイアン・ミュージックが、決して”Hawaii Calls“に代表されるハッパ・ハオレ的なリゾート音楽だけではないことを世界に知らしめた。
Kalapanaと共に、1970年台にハワイアン・ミュージック・シーンに、絶大な功績を残したC&Kの3作目となるアルバム。
引き続き、爽やかなウェストコースト・ロック〜AOR系のサウンドの中に、ハワイ風のトロピカルな要素が散りばめられた名盤。ストリングス・アレンジを巨匠、Nick DeCaroが手がけている他、Tom Scot(sax)らLAの一流スタジオ・ミュージシャンたちがレコーディングに参加している。
収録曲、全11曲中、Henry Kaponoが6曲、Cecilio Rodriguezが3曲楽曲を提供しているが、アルバムタイトル曲”The Night Music”はDave Ellingsonというプロの作曲家の作品。
また、このアルバムから産まれ、彼らの代表曲ともなっていた#4″We Are All Alone”はBoz Scaggsの作品だ。