Baird Brittinghamは、デラウェア州ウィルミントン出身で、ベテランのギタリスト、シンガーソングライターで、プロデューサー、エンジニア。
本作は、彼にとってのセカンドアルバムで、デビューアルバム”When the Night Falls”は時を遡ること、なんと13年前にもなる。そのタイトルソング”When the Night Falls”は、MTVで開催されていたソングライティング・コンテストで優勝した楽曲。そして、それ以前の1982年には、Peter Moon Bandのアルバム”Cane Fire”を手伝ってNa Hokuにノミネートされたほか、C&Kのツアーバンドのメンバーとして活動していた時期もある。
本作のタイトル曲、”Angel With A Bad Intention”はBen Vegasとの共作で、Benはコーラスでも参加している。
他にも、Hawaiian Style BandのWade CambernとBryan Kesslerらが参加し,そしてMerinda Carollがフィーチャーされたデュエット曲も収録されているが、アルバム全編を通してハワイ臭は皆無。とはいえ、ギター・オリエンテッドな造りの佳曲が揃ったキャッチーでコンテンポラリー、そしてAOR、POP/ROCKなアルバムに仕上がっている。
30年近くオアフやマウイで過ごした後、現在Bairdはカリフォルニア州ニューポートビーチの自宅スタジオで自分の音楽を書き、録音し続けている。
余談だが、彼の一家はなかなかの資産家だったようで、父親はマウイ島に家を所有して、Royal Hawaiin Airlinesのオーナーだったり、Sea Life Park、Hana Hotel、Hana Ranchなどの共同経営者だったよう。
- Angel With A Bad Intention
- Miles Away
- Kui
- Set The World On Fire
- Valerie
- Let Your Love Rain Down
- Family Of Man
- Except For A Shadow
- When The World Was Young
- Something In The Wind
- Your Side Of Town
- Catch The Wind
- Icarus
- Last Call
本作のCDやデジタル音源は、現在では、日本国内、どこにも取り扱われていない模様。