2001年にHAPAを離脱して、ソロとなったKeli’i Kaneali’iの第1作目がこの”Kaua’i”。
オアフ生まれ、77年にマウイに引っ越し、その後83年にメインランドからやってきたBarry Flanaganと出会ってHAPAを結成。ギターのうまい方と歌が上手な方の見事なコンビネーションは、300万枚に迫るセールスを上げ、ハワイアン・ミュージックとして、20世紀で最も売れたCDをリリースするが、結局、18年後に5枚のCDを残して道を分かつことになる。
その後、カウアイ島に引っ越したKeli’iが、8年近い年月を費やし、カウアイ島への愛を込めて制作したのがこのアルバムで、ハワイ文化のスペシャリストでクム・フラのHealani Younが作詞を手掛けた曲を含む、5曲のオリジナルと、Peter MoonやLena Machadoのカヴァーなど全10曲を収録。
レコーディングには、Chino Monteroがギターとウクレレで、Kimo Bellがベースとして参加、その後の日本を含むプロモーションツアーもこのラインナップで臨んだ。また、カウアイ島でのレコーディングということもあり、Michael Ruffが夫婦でキーボードやコーラスに参加している。
ちなみに、HAPAは2018年〜2020年にThe Original HAPAとして、ホノルルのBlue Noteをはじめ西海岸などでショーを行った。