ジャケットからの第一印象は、ハワイアンAORの歌姫 & ジャジーな曲もソウルフルな曲も器用にこなしまっせ感。
しかしながら、このアルバムは、10歳のときに、有望な少女としてエイミー・ハナイアリイにステージで紹介され、2000年、12歳でレコーデビューを果たし、14歳で2枚目のアルバムをリリース。若手天才シンガーとしてハワイ内外で大きな注目を集め、透き通るような美しいファルセットと評されたアネライカラニのサード・アルバム。
当時、ハワイにおいて、若手女性シンガーの中でトラディショナル・ハワイアンを歌わせたらNo.1なのがアネライカラニとまでの高い評価を受けていた。彼女に声量があるのは、CD越しにも十分伝わってくるし、歌い上げたときのパンチと、スローなナンバーで聞くことのできる優しく、情緒あふれるニュアンスの使い分けも、彼女の歌声をより魅力的に感じさせてくれる。また、彼女自身がフラ・ダンサーであり、歌いながら自然にフラのハンドモーションが出て来たり、歌の意味に合った仕草や表情が見受けられるという。これは、彼女がフラ、そしてハワイ語の意味を熟知しているからでハワイ語の歌を唄う上では、とても重要なことだ。
このアルバムでは、荘厳なチャントをフィーチャーしたトラッドな楽曲から、ピーター・ムーン〜ハパ・ハオレ、コンテンポラリーっぽい楽曲までまで、幅広い選曲でより多く彼女のヴォーカルの魅力を伝えようとしているようだ。
映画「フラガール」のオフィシャル・コンピレーション・アルバム「The movie Hula Girl presents Hula Style Music」にも2曲参加している。
彼女に関して、ひとつ不思議なのは2011年に、ナ・ホク・ハノハノ・アウォーズのモスト・プロミッシング・アーティストにノミネートされたこと。
通常、このモスト・プロミッシング・アーティストは、デビューしたばかりの、前途有望なアーティストに贈られる賞なのだが、、、。
1. Ko Galie
2. Pua Olena
3. Kuu Hoa
4. A Hawaiian Lullaby
5. Makalapua
6. Pohai Ke Aloha
7. Song of the Islands
8. Waikaloa
9. Pua Carnation
10. Noho Paipai
11. Once in a Lifetime
12. Manatua