The Companies We Keep、私達が維持する(支える)会社。
著者は、ボブ・シゴールとHPU (Hawaii Pacific University)の生徒たち。
そもそもは、HPUでマーケティングなどを教えているボブ・シゴール先生が大学院レベルの生徒たちに、ハワイ州内の有名企業に社名、スローガン、ロゴなどをどのように選定・決定したかをインタビューし、レポート日まとめるという課題を1998年に出したのが始まり。まとまった結果は、予想以上にユニークで興味深い内容だったため、その後3年間リサーチは継続されることとなった。
ボブ・シゴール先生は、そもそも、1978年以来、長年に亘ってビジネスコンサルタントを務め、自らの会社で700を超えるハワイの企業にマーケティングおよび経営コンサルティングを提供してきている。そうした彼の持つ豊富な知識や人脈、情報などを、学生たちのリサーチ結果に加味してまとめられたのが400ページを超えるこの本。
この本には450の企業についてのストーリーが含まれ、3000以上の事実、および275の歴史的な写真と画像が含まれていて、20の楽しいトリヴィアや、掲載会社のリストも含まれている。
結果、ハワイ・ビジネスのタイムラインと各社の特徴的なビジネスを網羅したデータベース本となっている。
居住者でなくても気になるネタは:
ABCストアは何故50フィートごとにあるのか?
観光バスでおなじみのロバーツのシンボルのうさぎが手を振っているのは誰に対してか?
とかね
この本はたちまちベストセラーとなり、増刷を重ねつつ、新しいリサーチのデータをアップデートしてヴァージョン5まで発刊している。詳しい内容や、購入はこちらのサイトから可能となっているが、サイトの作りは結構残念なもので非常にもったいない気がしている。