HAPAのバリー・フラナガンがA&Rとして、アウトリガー・ホテルズ&リゾートのサポートの下に監修/選曲し、HAPAの迷盤「サーフ・マッドネス」をリリースしていた自らのレーベル、ココナット・グローヴからリリースしたコンピレーション。ヒルトンやDFSなど、ツーリズム系の企業が、マーケティングがてら、この手のコンピを積極的に活用していた。下の収録曲リストを見ていただけるとわかると思うが、ハワイらしさを想起しやすいアイランド・ミュージックをバランス良く配置したのはバリーのセンスのなせる技。
翌1999年には、同ジャケットではあるが、収録曲が30%ほど差し替わっているアルバムがエイベックスからリリースされていて、タイトルは直球系に「ハワイの島歌」とされている。リリース当時のプレス資料では「98年ハワイ諸島では人気コンピレーションでありながら、日本には殆ど入荷されなかったアルバムが、日本用に若干のトラックを入れ替えての登場。」とされている。マッキーフェアリーやマラニ・ビリュー、パロロなどが「日本向けコンテンツとみなされたようだw こちらは、サーフグッズでお馴染みのクイックシルヴァーとタイアップしているようでジャケットにフィーチャーされている。
ライナーには、ライセンスしてもらったオリジナルのジャケット写真とレーベル名が丁寧にクレジットされているのが印象的だ。
- Kawika - The Sunday Manoa
- Pandanus – Peter Moon
- Lei Pĩkake – Hapa
- Whee Ha Swing – Ledward Kaapana
- Ipo Lei Manu – Dennis Pavao
- Ka Lehua I Millia – Kuuipo Kumukahi
- Pahinui Aloha – Hapa
- Ku’u Hoa – Robi Kahakalau
- Lia – Fiji
- Ke Alaula – Makaha Sons
- Ku’u Home O Kahaluu – Olomana