Ke Ho’omana’o Nei – A Collection of Songs (1994, Kaniu Records)

ハワイアン・レゲエ・シーンのレジェンド・グループと称されるマナオ・カンパニー。

当初は、ロコに人気な中堅シンガーソングライター、ショーン・ナアウアオや、フラ・ファンに絶大な人気を誇るウェルドン・ケカウオハが、オリジナル・メンバーとして活動していた。
そのマナオ・カンパニーが3枚のアルバムをリリースした後1993年に解散し、それまでのベスト・アルバム的にまとめられたファン感謝アルバムが本作。

第一期の代表曲「ドロップ・ベイビー・ドロップ」は、エヴァーグリーンな名曲としてラジオのオンエアーもコンスタントなので、知っている人も多いのでは?(後に、ショーン・ナアウアオがソロでカヴァーしているヴァージョンもあるけど)しかし、この第一期(?)には、ハワイアン・レゲエなテイストは殆どない。

この後に、「モロカイ・スライド」のヒットで知られるハワイ島のグループ、エフカイの創設メンバー、カウラナ・パケレがリードシンガーとしてバンドに加わり、 2000年のKCCNのバースデイバッシュ10周年記念で再結成。
創設メンバーのダニー・ケネディ、ジョン・バリクアトロ・ジュニア、そしてサラーム・ティルマンのメンバーで活動再開する。
するといきなり翌年、”Spread a little Aloha around the world”のサビが印象的な 「ALOHA 」が、大ヒットし、特に2001年の911の後には、ラジオ各局でヘビーローテーションされていた。
同曲を含む「スプレッド・ア・リトル・アロハ」アルバムでナ・ホクアウォーズのアルバム・オブ・ジ・イヤー、コンテンポラリーアルバムオブ・ジ・イヤー、シングル・オブ・ジ・イヤーを受賞。ここから一気にジャワイアン色を強めてくる。

昨年、2019年、マナオ・カンパニーは30周年を迎え、 フィジー、カペナ、ネクスト・ジェネレーションなどをスペシャル・ゲストに迎え”Mana’o Company 30th Anniversary Celebration”を8月12日に華々しく開催していた。

しかし、今年5月26日に、リードボーカル、カウラナ・パケレは、47歳の若さでなくなってしまった。
彼は、マカハ・ビーチ・パークで意識をなくしているところを発見され、病院に緊急搬送されたが翌日亡くなったのだ。R.I.P.

Ke Ho’omana’o Nei – Mana’o Company

  1. I Ali’l No Oe
  2. A Million Dreams
  3. Miloli`I
  4. Drop Baby Drop/Who Loves You Pretty Baby
  5. 96 Degress In The Shade
  6. Jungle Rain
  7. Just Beyond The Ridge
  8. Model T
  9. Give Somthing Back
  10. Tradition
  11. Valley Of Makaha
  12. Song In My Heart
アタマ切れてるけど、、、w

Spotifyには20周年のときのジャワイアンなベスト盤のみ配信中

Amazonには何故か1stアルバムが高値で出品されていたりする、、、