アロハシャツに関する書籍は、以前、「ザ・ハワイアン・シャツ」を紹介しているが、今回紹介する「ハワイアン・シャツ・デザインズ」は、ナンシー・N・シファーというペンシルヴァニア在住の美術史家によるコレクション。
彼女は、50冊以上の著作があり、日本の焼き物、陶磁器、インディアンジュエリー、ハンドバッグ、宝石類、おもちゃ、骨董品、家具など幅広い分野の大衆文化を「デザイン」の観点から分類し、紹介している。
ハワイアンシャツの歴史は勿論、時代を追って変化、発展してゆくアロハシャツを、400枚以上各時代ごとのスタイルの名前（呼び方）、素材、メーカーを含め詳しく紹介してある。また、トロピカル・フラワー、果物、魚、景色などデザインのモチーフごとに分類している所も眺めていて楽しい。20のボタンの種類や12ページに及ぶ、229のメーカーラベルの一覧はこの本でしかみられないかもしれない。
改めて、アロハシャツの多様性、デザインの秀逸性には驚かされる。
ただ、久しぶりにこの本を引っ張り出してみたら、なかなかあちこちカビてきていて、緩やかにへこんでいるナウだったり、、、ｗ