このCD、フルネーム(?)は、
The National Park Series
The Sounds of Hawaii
Beautiful Music & The Natural Symphony of Hawaii
発売元のOrange Tree Productionsは、”The National Park Series”として、
これまでに、ヨセミテ、グランド・キャニオン、イエロー・ストーンなど国立公園シリーズを、7枚リリースしている模様。
他のCDは聞いていないのだが、このアルバム同様に、現地の自然の音”SE”と現地のテイストの音楽を組み合わせて作品としてまとめているのだろう。
1作めのThe Sound of Yosemiteが成功し、シリーズ化した続編も含め、その売上の一部を各地の国立公園に寄付して、環境保全などに役立ててもらっているという。
このアルバムも、売上の一部が、Hawaii Natural History Associationに寄付される予定だそうだ。
このCDには、Part1として#1〜#5, Part2として#6〜#9、の全9曲が収められているが、各曲にハワイ各地のロケーションで録音された自然の音”SE”がミックスされている。
それらの自然の音”SE”は、
Hawaii Volcanoes National Park, Haleakala National Park,
そして、カウアイ島で収録されたとのクレジットがある。
鳥たちのさえずり、打ち寄せる波、せせらぎの水音、、、そうした自然の音”SE”の収録には、当時ちょっとだけ流行った(w)人間の頭の形をして、その耳の位置にマイクを仕込んだバイ・ノーラル・マイクを使用していて、ヘッドホンで聞くとSEがサラウンドに聞こえる効果がある。
本作は、その3DなSEに、スラック・キー的な(主に)ギターサウンドをミックスした作品だ。
作曲者として、Cindy Combs, George Kahumoku, and Randy Petersen
ギタープレイヤーとして、Cindy Combs, George Kahumoku, Denis Pavao &Randy Petersen
がクレジットされている。
ちょっとトリッキーな作りではあるが、のんびり現地気分で聞くにはなかなかのムードメーカーである。