5年前の2017年に弟のRolandが亡くなるまで、30枚近くアルバムを発表してきた大ベテランBrothers Cazimero。
Peter Moonと結成していたSandy Manoa解散後の1976年から活動を開始しているので、本作発表の時点で、かれこれ20年以上にわたってアイランドミュージックシーンの第一線で活躍してきたことになる。
そんな彼らが殊更Hula Musicにフォーカスして制作したのが本作”Destination Paradise”だ。
“Waikiki”, “The Beauty Hula”, そして ‘”Hukilau”など、フラの題材としてお馴染みの楽曲がピックアップされているが、いずれも”Caz”スタイルで見事に消化されて、クリーンなアレンジやアイデアに富んだメドレーの組み立てなど、これまた長きにわたってプロデューサーを務めるJon de Meloとの完璧なコンビネーションを誇示している。
クレジット系は以下:
The Brothers Cazimero:
Robert Cazimero: Vocals, Upright Bass, Piano
Roland Cazimero: Vocals, 12-string Guitar, Bass, `Ukulele
Guest Musician:
Tony Conjugacion: guest Vocals on #12,”Ahulili”
Bobby Ingano: Steel Guitar
本作”Destination Paradise”は、この年のベスト ハワイアン アルバムの 1 つとレヴューされていた。