Lito Arkangelは、ハワイ島ヒロ出身のヴォーカリストでウクレレ・プレイヤー。
2014年、プロデューサーにKohalaのCharles Micheal Brotmanを迎えて制作された、オール・ハワイアンのアルバム”Me Ke Aloha “でCDデビュー。Na Hoku Hanohano Awardsの2015年度「最優秀新人賞」部門にノミネートされ若手のファルセット歌手の注目株として一躍存在を知られるようになるが、Litoが音楽の世界に身を投じたのは大学を卒業後、4年間,米国海軍隊員として横須賀に居住したのちのことで、1999年にハワイに戻って以来、20年以上に渡ってライブ活動を続けているベテラン・ミュージシャン。
彼のアルバムを聴くと、トラディショナル一辺倒のハワイアン・ミュージシャンと捉えられがちだが、実は、Elvis、Bob Marley、Al Green、Elton John、James Tayler、Willie Nelsonその他60〜70年代のポップソングなど幅広いレパトリーを持ち、ライブでは客のリクエストにも気軽に応じている。
その気さくな性格と優しい歌声は、多くの人を魅了し、ハワイのアロハを人々に届け続けている。
現在は、フルタイムのミュージシャンであると同時に、母校のハワイ大学ヒロ校でハワイ研究やハワイ語による舞台芸術の講師としても活動を続けている。
本作は、再びプロデューサーにCharles Micheal Brotmanを迎えてセカンドアルバム”Ku’upau”として、2017年にリリースされた。アルバム制作に関わったミュージシャンもデビューアルバム同様、アコースティック・ギターとベースにSonny Lim、 Dwight Tokumotoがスティール・ギターで参加した。本作は、翌年のNa Hoku Awardsの”Album of the year”、”Engineering”、”Best Male Vocalist”のファイナリストに選ばれた。