本作は90年代に入ってからのHenry Kaponoの実質的な1作目。例のKona Windsが収録された1984年の”Tropical Heat”以来、7年ぶりののオリジナル・アルバムとなる。
このCD、なんか、参加アーティストがすごいことになっていて、Michael McDonald, TOTO(Michael Porcaro-Bass, Jeff Porcaro- Drumsの兄弟), Tower of Power(といってもホーン・セクションのみ), The Third World, Nitty Gritty Dirt Band(Jimmy Faddenのみ)みたいな、変則的ゲスト・ミュージシャンの顔ぶれ。
全曲、Henryの書き下ろしで、アルバム・タイトル曲”Same World”のみMichael McDonaldとの共作となる。
サンバ〜AOR〜ジャワイアン〜アコースティック〜バラード、、、振れ幅が広いというか、まとまりがないというか、バラエティーに富む一作。
どうやらPorcaro兄弟(from TOTO)を中心とした西海岸の人脈でキャスティングされたらしきこのアルバムは、90年代に一つの山場を迎えるハワイアン・コンテンポラリー勃興を予見した作品と位置付けられるかもしれない。
- Insy’a (with Tower of Power Horn Section)
- I’ll Be There (with Michael McDonald)
- Stand In The Light (with Third World & Tower of Power)
- Hold Me Up
- Same World (with Michael McDonald)
- One Man
- All Because I Love You (with Sam Riney)
- I Like the Way (with Tower of Power)
- Papaya Blues (with Tower of Power & Jimmy Fadden from NGDB)
- The Hero