時にTony Cとして呼ばれることもあるTony Conjugacionは、Brother Nolandの弟に当たり、共に幼い頃から音楽に親しんできた。
兄が、1979年にデビューしプロとしての活動を開始すると、それに遅れること約5年1985年に本作:Hawaiian Passion”でデビューを飾ると、いきなりNa Hoku Hanohano Awordsでアルバム#1の” Ka Beauty A’o Manoa”がSong Of The Yearを獲得し、Traditional Hawaiian Album Of The Year, Album Of The Year, Male Vocalist Of The Yearを獲得して大きな話題となった。その後も毎年1枚ずつアルバムを発表するとトラディショナル・ハワイアン・ヴォーカリストとしての地位を確固たるものとしたが、彼はそのポジションに飽き足らず、1989年、幼いからの夢でもあったミュージカル・シンガーを目指してNYに渡り、本場ブロードウェイで”Miss Saigon”などのステージにも立った。
この日本盤のアルバムは、ニック加藤さんのコーディネートで株式会社vapから1991年に”TROPICOLITAN SERIES”10枚の中の1枚としてリリースされたバージョン。
数年後ハワイに戻ったTonyは、トラディショナル・ハワイアン・ヴォーカリストとしての活動を再開させ、自らのフラ・ハラウ”Halau Na Wainohia”を勝ち上げたりと、ハワイ文化に貢献する活動を続けている。
2003年になると、Tonyが、このデビュー・アルバム”Hawaiian Passion”を再レコーディングする機会を得て、更には、1985年時点でのオリジナル・レコーディング・ミュージシャンであるJeff Rasmussenのギターとボーカル、Aunty Leila KiIahaのキーボード、Charlie Hukubaのとスチール・ギターまでもが参加し、6曲の新しい楽曲が追加録音された”Hawaiian Passion”が発売されることとなった。
以下の、Spotify音源はその再レコーディングのバージョン。
- Ka Beauty A’o Manoa
- Ka Pili Oha
- Behave Hula Girl
- Lehua Ma’emae’
- When You’re Down In Honolulu
- Ku’u Wa Li’i Li’i
- Kana’e O Ka Pua
- Pua ‘Iliahi
- Blue Lei
- Ha’a Hula
- Ka Lei Waimaka