MAKANAは、Slack-key Guitar PlayerでSinger、そして作曲家である。
ハワイで生まれ育った彼のギター演奏は、ジョージ・クルーニー主演のアカデミー賞受賞作「The Descendants」のサウンドトラックをはじめ、グラミー賞にノミネートされた3枚のアルバムに収録されている。また、本作でハワイ・ミュージック・アワードでベスト・ワールド・ミュージック・アルバム賞を受賞も果たしている。
彼のギター演奏テクニックは、Slack-keyに限らず、あらゆるジャンルのスタイルを網羅しており、デビュー以降も各方面で高い評価を獲得していたが、2008年、Guitar Player MagazineのGuitar Superstarコンテストで2位になり、審査員のSteve Vai、Joe Satriani、Elliot Eastonから賞賛を受けた。2012年にはHawaii Academy of Recording ArtsからNa Hoku Ki Ho’alu (Slack Key) Legacy Awardを授与されている。
また、この頃から、政治に対するメッセージも発信するようになり、特に2011年、オバマ大統領をはじめ18カ国の首脳が出席したホノルルでのアジア太平洋経済協力会議の夕食会では、自らの主張を込めたプロテスト・フォークソングを音楽を通じて、正面から自らの主張を訴えかけた。
このデビューののちも順調にアーティスト活動を続け、2002年に2ndとなる”Koi Au”が、2003年には“Ki Ho’alu: Journey of Hawaiian Slack Key”がリリースされた。その後、グラミー賞にノミネートされたアルバム”Hawaiian Slack Key Kings I & II”にも参加。2008年には初のオリジナル作品”Different Game”、2009年には自身のデビュー20周年記念コンピレーションスラックキー・ギター・アルバムの”Venus, and the Sky Turns to Clay“をリリースしている。