Kainani Kahaunaeleのデビュー・アルバム”Nau Oe”を紹介したときに、彼女のデータはほぼ紹介してしまった。
“Nau Oe”から本作”Ohai Ula”までの7年間で彼女は妻となり、母となり、ハワイ大学のハワイ語と文化の教師となった。
彼女にとって大きな一歩を歩んだのちのこの作品では、The Wish List Bandと名付けられたバンドを率いてレコーディングに臨んでいる。
サウンド面で「芯」をとったのは、そのメンバーとしてクレジットされているShawn K. Pimental とMichael Grandeだろう。
ゲスト・ミュージシャンとしては、#2″Ho’omake’Aka”にウクレレでShawn Ishimotoが、#9 “Wahine Ko’olau”ではBryan Kesslerがリード・ギターとして、さらには、Ernie Cruz Jr.が#12 “Standing In The Rain”にヴォーカルとギターでクレジットされている。
彼女が描き出す、しっかりとハワイに根ざし、伝統を尊重しつつも現代的でスムーズな世界観は少しも変わっていない。