このジャケットも「誤植」かと思って、密かにビビっておりました。
普通英単語で言うと”Simplicity”が正しく、このスペルは間違いだから。
30年も前の商品とはいえ、CDジャケットにでかでかと掲示されるアーティスト名がまた、間違っているとなると「なんちゅう仕事をしてるんや!?」と怒りモードにもなろうかというものですが、これはバンド側が敢えてのスペル変換。
よくよく思い出してみると、懐かしめのアイランド・クラシックを集めたコンピレーション“Island Classics”にも2曲楽曲提供をしていた。
更に念のため、存在確認のためググってみるとFlickrに”Simplisity 2010 – Jawaiian Music, Funk and Blues Hawaiian style. The band ‘Simplisity’ has been performing together for 30+ years'”としてライヴ写真がアップされていた。
メンバーは、 ウクレレ、ヴォーカルのJohn Sexton, そして、ドラムスのAndy SextonのSexton兄弟とベースのMike Sedaは変わらず活動を続けていて、このアルバム制作時にパーカッションだったSam Carter, もう1人のヴォーカル、Boom Gasperの姿はない。代わりに、Phillip Akauなる人物が紹介されていてこの4人が2010年当時のラインナップのようだ。
Simplisityは、Hana Hou Labelから1989年にリリースされた”Pure Jawaiian”がデビュー作に当たり、1990年に”Innercity Paradise”をリリースしているが、本作はハワイでのリリースはなく、日本でのみの発表となっている。
で、このアルバムも、ニック加藤さんコーディネイトの”Tropicplitan Series 1991″の中の1枚。
ジャワイアンを核に、ヒット曲のカヴァーを数多く手掛けているが、なぜか80年代のPower Station辺りを思わせるゲート・リバーヴ強めのドラム・サウンドを多めにフィーチャーしたり、珍しくブリティッシュロックを意識したかのようなアレンジが面白かったりする。カヴァー多めなのはやはりツーリストが多いレストランなどでの演奏の機会が多かったからなんだろうな〜と、ここしばらくお目に書かれていないワイキキの風景に思いを馳せてみたりして、、、
- Superman
- Lean On Me
- Wonderful Tonight
- Johnnie B. Goode
- Under The Broadwalk
- Red Red Wine
- Love Changes
- Tiny Bubbles Medley
- Guava Jelly
- Mr. Reggae