21世紀の幕開けを祝うかのように、2001年、ハワイの音楽シーンに突如現れ、それから約5年の間に怒涛のようにヒット・チューンを放ち続けたスーパー・デュオがこの”Keahiwai“。
このマイ(Mailani Makainai)とレイ(Lei Melket)の女性二人によるハワイアン・レゲエ・デユオは、2001年にリリースしたデビュー・アルバム”Local Girls”がクチコミとラジオのリクエストだけでヒット・チャートを急上昇。翌年2002年のナ・ホク・ハノハノ・アウォーズで5部門にノミネートされ、新人賞、人気アーティスト賞の2部門を獲得という衝撃的なデビューを飾った。続く2ndアルバム”Satisfied(2002)”、3rdアルバム”Dangerous(2005)”も共に大ヒット。
当時、ハワイのローカル・ステーションで彼女たちの曲がかからない日はないとまで言われるほど、一大ムーヴメントを巻き起こしたホットなアーティストだったのである。
そして、2006年4枚めとなるアルバム”Changing”とクリスマスアルバム”Merry Christmas”をリリースして、実質的に活動休止な状態に入るが、その直前に実は、日本でもCDデビューを果たしていた。
その日本におけるデビュー・アルバムがこの”KEAHIWAI-I”。
過去3枚のアルバムのベスト盤的内容となっていて、奇しくも、彼女たちの活動を総括するかのような作品となっている。インディーからリリースされたこともあって、プロモーション的にも、セールス的にも大きな話題となることもなかったが、その年の横浜ハワイ・フェスティバルに3日連続で出演し、ハワイファンからは、大きな声援が送られていた。
ボーナス・トラックとなる#13にはあの「渚のバルコニー」がカヴァーされて収録されていて、松田聖子の世界観からそう遠くないガーリーな世界観も表現して見せている。
1. BABY I
2. PROMISED LOVE
3. OVER
4. WHEN YOU SAY NOTHING AT ALL
5. YOU JUST DON’T KNOW
6. FITS SO WELL
7. INVISIBLE
8. DANGEROUS
9. SURFACE UNTOUCHED
10. IN BETWEEN TIMES
11. WHO KNOWS
12. I FOUND YOU AT LAST
13. I’m So In Love With You/渚のバルコニー Paradise Version