気がつけばサンクス・ギヴィングも過ぎ去って、いよいよ本格的年の瀬がやってまいりました。
ということで、今回はハワイ版クリスマス・セレブレイション・コンピをご紹介。
ニューエイジなピアニスト/プロデューサーのジョージ・ウィンストンが主宰する、スラック・キー・ギターに特化したレーベル“ダンシング・キャット”からリリースされているクリスマス企画のコンピ盤は、プラ・パヒヌイ、ケオラ・ビーマー、オジー・コタニ、ジョージ・カフモク、ジョージ・クオなどスラック・キー・ギターの名手12人による素朴で美しいクリスマス・ソング・コレクション。
1778年にキャプテン・クックが最初に訪れた直後から、かなり定期的にヨーロッパの船員がハワイに立ち寄り始め、西洋の文化が有無を言わさず、ハワイに持ち込まれるようになったのだが、そんな中の一つ、ヨーロッパのクリスマスは 1820年以降、ニューイングランドからの宣教師が、西洋とハワイの伝統を融合させ、ハワイ独特の美しくユニークな歌と布教スタイルを生み出した。そうした賛美歌と、1800年代初頭にハワイのカウボーイによって島の文化に最初に紹介されたスラック・キー・ギターの技法も、なんの違和感もなく調和して、ハワイ独自の緩やかな響きを持って奏でられることとなる。
スラック・キー・ギターのオープン・チューニングの響きが、グレゴリオなメロディを奏でる時、世界中探してもハワイにしか無いアコースティックな南国のクリスマスの香りを届けてくれる。
まだまだ、気軽にハワイに行けそうもない今年のホリデーシーズン。
部屋を暖かくしてTシャツ&短パンで、キホアル・クリスマスでリラックスしてみるのも斬新かも!?