Perils of Paradise (2004, Bess Press, Inc.)

タイトルを直訳すると、「楽園の危険」

楽園ハワイで、自然の「怒り」に遭遇し、そこから生還した人々についての8つの刺激的な物語のコレクション。

ハワイに魅了され、ハワイの自然の美しさとその恵みに魅了された人々が、遊びや仕事のさなかに、自然と戦うことを強いられることになり、そしてそれに打ち勝った人たち。

1946年、ハワイ島ラウパホエホエを襲ったTSUNAMIによってで流された若い女性。
オアフ島の海の洞窟からライフガードによって救出された若者。
ハワイ島の溶岩の亀裂の数百フィートの深さまで運ばれた鳥調査員。
カウアイ島でサメの攻撃で足を失ったサーファー。
飛行機がオアフ島とモロカイ島の間に墜落した漁師。
ハワイ島の南の海に数日間漂流したカヤッカー。

など

これらの「物語」を体験した生存者とその救助者への丁寧なインタビューを通じて、それぞれの「危険」の詳細と、如何にしてその危機的状況を打破し生き残ったのか?運?スキル?度胸?その方法について洞察している。

著者のリタ・ビーミッシュさんは、現在はハワイ在住だが、かつてはワシントン・ポスト紙などに寄稿するジャーナリストであり、元通信社APのホワイトハウス担当記者だった人物のよう。そうした取材力がこれらの「危機」とその「打開策」をうまくまとめているのではないか?

後に副題がついたようだ
PERILS OF PARADISE: AMAZING TRUE SURVIVOR STORIES FROM HAWAII

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