先に紹介した“Pidgin to tha MAX”をはじめ、ハワイアン・カルチャー分野の書籍を数多く出版しているBESS Pressからの1冊。
著者は、リー・ A. トノウチ、別名「ダ・ピジン・ゲリラ」は、ピジンによる短編エッセイ集「ダ・ワード」や、活きたピジンのコレクション「リビング・ピジン」の作者で、そのピジン一本槍な生き様にも心打たれるものがある。
ピジンは他の言語と同様に常に進化している。
この「ダ・ピジン・ゲリラ」はハワイの身の回りの人々に、各自が好きなピジンの単語を、その意味、定義、そして、オリジナル(の文化)を添えて提供してもらった。
そして、この提供者の出身校や卒業年度、また、それぞれの血統、出身文化などの情報も提供してもらい、ひとつひとつのピジン単語の正しい使用方法や、それを使用する人の属する文化圏、年代とことこまかに開示している。
この本に掲載されているピジン単語はそのアリバイ、つまり、単語+意味+実際の使用文+出元となった文化(国)、実際の情報提供者、出身校(またはエリア)、卒業年と、かなりの情報量で詰め込まれている。
表紙でもわかるとおり、いくつかのピジン単語をよりわかりやすく説明するためにロコのモデル達が、写真で配置されているが、なかなかの素人臭さw