元祖サーフロック・バンド、代表的ハワイアンAORバンドと称されるグループ。
ではあるが、単純にハワイアン・バンドと呼んでいいかは微妙。
そんな彼らの20年のキャリアを総括した日本編集のベストアルバム。
デビュー20周年から微妙にタイミングが遅いの若干気になるが、20曲、72分が1枚に収まっているの超お得感!
1973年、幼馴染であるマラニ・ビリューとDJ・プラットが組んだバンドにマッキー・フェアリーとカーク・トンプソンが加入し、カラパナが誕生。
マラニとマッキーの2人がボーカルをとり、マラニは比較的ロコ・サウンドよりで、マッキーはシティーポップ的なメロディーが特徴で、なかなかの好対照を見せていた。
1975年に、デビュー・アルバム「Kalapana」からのシングル「Nightbird」がヒットを放ち、カラパナの存在はアメリカ本土でも知られることとなる。
翌年には、セカンド・アルバム「Juliette」もヒットする。この頃には日本でも第1期サーフィンブームとも相まって、セシリオ&カポノとともにちょっとしたブームを巻き起こした。
しかし、セカンド・アルバムのリリースと同時に、バンドの要であるマッキーが脱退。これにより、バンドのサウンドがフュージョンよりにシフトしてゆくが、当時の音楽的潮流も相まって人気は高まっていった。
その後は、拠点をアメリカ本土に移して活動するも、自然に活動休止状態となる。
1983年にマッキーが復帰してツアーを行うが、それは一時的なものに過ぎなかった。
その後の1986年、マッキーのソロ活動のサポートメンバーだったベーシストのケンジ・サノと、新たにカークに代わるキーボーディストとしてゲイロード・ホロマリアが加入。
1990年代に入っても第一線で活動を続けるが、1999年にマッキーがドラッグの乱用により獄中で自殺してしまう。マッキーの死は衝撃的なものであったが、現在もグループは存続している。
ケンジ・サノは、1990年代後半にglobeなどの小室サウンドを手伝ったのをきっかけに、2000年以降、安室奈美恵のバックバンドのバンマスやEXILEのミュージカル・ディレクターとして大活躍している。
- Many Classic Moments
- The Hurt
- You Make It Hard
- Me and My Shonanbo
- Paradise
- Naturally
- Way That I Want It To Be
- I Remember You
- (for you) I’d Chase A Rainbow
- Nightbird
- Black Sand (Edited Ver.)
- Real Thing
- Kona Daze
- Moon and Stars
- Midnight Sailing
- Juliette
- Dorothy Louise
- When The Morning Comes
- Walk Upon The Water
- Molokai Sweet Home
これは別のBest盤、こちらも20曲入りw