ケ・アヒ・ヴァイ、訳すとハワイ語で火(アヒ)と水(ヴァイ)、はレイ・メルケットとマイラニ・マカイナイの2人それぞれのパーソナリティーと音楽性を表しているという。
2人が初めてメリノールスクールで会った時、レイは7年生でマイラニは6年生だった。それは普通にバスケットボールを通じての出会いだったが、レイが高校に進学して学校を去っても2人は友人として、バスケのチームメイトとして親交を保っていた。
レイが高校の3年生の時に一度だけ音楽を一緒にやったことがあった。
それは学校のちょっとしたメーデー・フェスティバルのタレントコンテストだったが、彼女たちは優勝した。そして、何年かをかけて、ハワイ大学在学中のローカル・ガールによるデュオは「ケ・アヒ・ヴァイ」となった。
友人でもあったプロデューサのアーロン・キムラとジョン・ヤマサトの助けもあって彼女たちのデビューアルバム「ローカルガールズ」は2001年の5月29日にリリースされた。
このアルバムは2002年の5月、5部門のナホク・アウォードにノミネートされ、新人賞、人気アーティスト賞の2部門を獲得。
アイランド・ミュージックでは珍しい女性デュオの瑞々しいハーモニーをジャワイアンチックな洗練されたアレンジ。ハワイのローカルに根ざしたポピュラー・ミュージックの路線に乗りながらも、若い女性の感性を素直に歌った歌詞で多くの同性ファンにも支持された。
続く2ndアルバム「サティスファイド」(2002年)、3rdアルバム「デンジャラス」(2005年)も共に大ヒットを記録。
「デンジャラス」は、ビルボード誌のワールド・チャートにもランクインした。
当時、ハワイのローカル・ステーションで彼女たちの曲がかからない日はないとまで言われ、一時はハワイで一番ホットなアーティストと呼ばれるほどの人気なのであった。
2006年に「チェンジング」とクリスマスアルバム「メリー・クリスマス」をリリースし、2009年に活動を停止している。
- Baby I
- Promised Love
- Over
- Beat the Rest
- Way That You Do
- When You Say Nothing at All
- Waikiki
- Local Girl
- You Just Don’t Know
- My Best Friend