帯のコピーより:「ハワイ創世記から謎のロウソクの木まで、楽園の歴史、文化、神話を簡明に解説。ディープなハワイを楽しむポイントや便利なイエローページまでついた、ベーシックなハワイ・ガイド・ブック。」
ハワイは地理的に隔絶され、キャプテン・クック以前の歴史に明確な資料はなく、移民政策による異文化の広範囲に亘る交配などなど、観光地としてかなりポピュラーな割には、知られざる文化や史実、ユニークな自然社会の成り立ち、神話や伝説もふくめ独自の世界観を包含している。
それだけに、各方面でトリビア的なトピックがあり、そのユニークさはPidgin to Da Maxという世界が成立するほど独自性があり、その辺りがハワイ好きをどんどんマニアックにしてゆく中毒性の所以でもある。
この本では、クムリポにも描かれたハワイならではの神話・伝説〜王室のストーリー、ホクレア号に象徴される航海術、地政学的な話題、フラ、ウクレレ、アロハ・オエに代表されるハワイの豊かな音楽文化など幅広く55のトピックが取り上げられている。
この本も見開きで1トピック。左に文章、右にはモノクロの手描きイラストという構成。
お手軽な大きさ、厚さなので、ハワイに向かう機内で眠くなるのを待ちながら、パラパラ、アトランダムに読みすすめるぐらいのイメージ。
P220からの電話帳は謎のおまけ。